海と山にはさまれた町、福井県高浜町。
里山、田畑、砂浜、漁港。
朝日に照らされキラキラと光る田園、
風に揺られてざわめく木々、
内海の向こう側の山に沈んでいく夕日、
水面に映って揺れる山麓と夕焼け。
遙か昔、渓谷の水位上昇で形成されたこの地には、
日本の田舎風景のすべてがあります。
この豊かな自然に囲まれ、
70年以上、私たちはこの地で製材所を営んできました。
山から流れる水は、田畑に実りを与えながら、海へと注がれていく。
丁寧に管理された森には太陽光が注ぎ込み、
豊かな植生が生い茂り、清らかな水が生まれます。
その水は田畑へ、そして海へ注がれ、
豊かな自然を育んでいます。
木を伐り使うことは、森に光を入れること。
わたしたちの扱う木は、
全て若狭地方・京都北部の森から生まれた木です。
この豊かな自然を未来に伝えたいから。
地域の木を積極的に使うことで
いつまでも青い森を守り続ける
林業の循環における一員となるとともに、
木と生きる技を受け継いでいきます。